旧国道354号である県道142号沿いにある懐かし自販機の充実した貴重なスポット。うどん、そば、ラーメン、ハンバーガー、トーストサンドなど一通りのメニューをすべて味わえる。昭和チックなピットイン77の字体も渋い。 24時間営業。
夜の闇に浮かぶ電光看板が郷愁を誘う。
もともとはオレンジハットだった。
ネオン管と店内のコントラストがいい。
清潔感のある店内に横一列にたくさんの自販機が並ぶ。
ハンバーガー、トースト、うどん・そば、そば・ラーメンなど懐かし自販機のフルコースが楽しめる。
バーガーおじさんが微笑ましい星崎ハンバーガー自販機。状態がとてもいい。
カウントダウンはニキシー管でもフラップボードでも無い点滅ランプのみの仕様。
まずはチーズバーガー。簡素な白い箱で出てきた。
写真ではあまり旨くなさそうだが、熱々でなかなか旨かった。
その後廃盤となったベーコンポテチバーガー。
ベーコンとハッシュポテトが入っている。しわしわのパンがかわいい。
ハム&チーズ、ツナ&オニオントースト各230円。
30年以上前のものとは思えないほど綺麗な自販機。
ハムチーズサンド。包装は純正アルミではなかったが焼き具合に問題は無い。
マスタードも塗られていてチーズとハムと合う。
「うどん」単品、「ラーメン・そば」電照板仕様の2台の富士電機めん類自販機。
どちらもとても綺麗に保たれている。
天ぷらうどんときつねうどん、そしてラーメンと天ぷらそば、すべて300円。
ラーメンとそばの組み合わせの電照板は現在とても珍しい。
ドライブイン七輿で見かけたくらいか。
ズラリと並ぶ懐かし自販機の列は壮観だ。手前の雪印アイスの自販機もレアだ。
レアなかき氷自販機だが残念ながら非稼動。
扉式汎用自販機では群馬が誇るまるか食品のペヤングが売られている。
昨夜は自販機グルメを楽しみつつ地酒の「赤城山」を飲み車泊。朝の一食目は自販機天そばだ。
昭和っぽい字体が好きだ。
ラーメン・そば自販機で300円の天ぷらそばを買ってみる。
丼は使い捨てのスチロール製。手造りっぽいかき揚げがおいしい。
経営者が変わることになり、20年にわたり自販機と共に働いてきた店員さんも今月末で退職するそうだ。
長い間お疲れ様でした。
経営者が変わったようで店内の雰囲気も少し違っていた。
今回の旅は10日間で日本を半周しつつ自販機本のための取材をしていく。
まずは群馬県から最近ご無沙汰しているお店を中心に巡りたい。
本日は読売新聞の上村記者とここで待ち合わせて、一日取材を受けながら取材をするという
おもしろいことになった。
後日掲載の記事はこちら
約5年ぶりに来ることが出来たピットイン77太田店。
群馬県には魅力的な自販機コーナーがたくさんあるので、一度の遠征で訪問できる軒数は限られてくる。
外観は特に変わることも無く5年の歳月を感じさせない。昭和のまま時が止まっている感じだ。
店内に入ると相変わらずゲーム機の騒音が非日常感を醸す。
新旧の自販機が一列に並ぶが、ここはレトロで貴重な自販機が多い。
トーストサンド、ハンバーガー、めん類自販機の御三家が揃う。
しかも富士電機めん類自販機は2台が稼働。
自販機の前には長テーブル。
HOT SNACKS電照板の機体に変更された。
ベーコンポテチーが復活。そして限定コラボバーガー、大辛+ハム+PKGM。
PKGMはピリカラ、ガーリック、マヨネーズの略だ。
300円の限定コラボバーガー。高価格だけに自販機とは思えないリッチ感のある仕上がり。
ニンニクが効いたソースが絡みなかなか旨い。懐かしさを求めるならチーズバーガーだろう。
電照板はラーメンうどんバージョンとうどん単独の珍しい1台。
天ぷらうどん、そばともに330円。消費増税のため値上げされた。
汁を吸って膨らんだ感じの天ぷらが覆ううどん。調理の状態は良いみたいだ。
食べ応えのある麺でボリュームにも満足だ。
トースト自販機も前回とは違う機体になっていた。投入金額表示装置が追加されている。
熱々にトーストされるため、トングが用意されている。
お金を入れてボタンを押して、中でトーストが焼かれている約40秒の間だけ拝むことが出来る
トースト中の点滅は味わい深い。
焼き目もついておいしいハム&チーズトースト220円。
うどん、バーガー、トーストとフルコースが楽しめるレアなスポットだ。
きつねうどん、ラーメンともに330円。めん類は全て330円ということになる。
仕上がりもOK。本格チャーシューが旨そうだ。
古い自販機は写真で見るよりも巨体で存在感が凄い。それを眼前にして食べるのが旨いのだ。
視覚から、味覚、聴覚、嗅覚まで全身で昭和にトリップだ。