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群馬県前橋市 富田町自動販売機
コーナー

グーテンバーガー純正パネルのハンバーガー自販機をはじめ、富士電機めん類自販機、トースト自販機など、レアなヴィンテージ自販機が鄙びた店舗のなかで時を刻む、味わいの濃い自販機コーナー。御年97歳の星野さんが己の生きがいとして管理されている。 2013年10月31日に閉店しました。

取材日時 2009年9月26日午後

2009年 9月18日~27日
東日本懐かし自販機巡り

その1 アメヤその42 オレハ前橋北その43 富田町その44 自販機・ゲーム

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なんというか環境や建物の感じがここまで完璧な自販機コーナーはなかなかない。

店先には四季に表情を変えるかわいらしいイチョウの樹が。

秋の午後の斜光線が店内に暖かい日だまりを作っていた。

今では大変珍しいグーテンバーガー電照板仕様のハンバーガー自販機が稼働中!
このデザインの自販機は日本全国でも最後の一台であり、この店の主役といってもいいだろう。

商品はマルイケ食品のチーズバーガー。
この箱のデザインが昭和感全開で最高だ。

ほどよく加熱され肉もボリュームがあってジューシー。

トーストサンド自販機はピザトーストとハムチーズトーストの二種類。

黄色い色が食欲をそそるラーメン自販機。
隣には少し洒落たコーヒー自販機。

定番のうどん・そばも稼働中。
ゲームが無いので静かでいい。
ブーンと自販機達の機械音だけが店内に響く。

長い影を引く秋の黄昏を過ごすのに、理想的な自販機コーナーだった。

2009年 9月18日~27日
東日本懐かし自販機巡り

その1 アメヤその42 オレハ前橋北その43 富田町その44 自販機・ゲーム

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取材日時 2009年11月6日深夜

2009年 11月6日~8日
群馬自販機巡り

その1 富田町その2 EauRouge

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前回の訪問から一ヶ月。自販機コーナーが恋しくなって夜の高速を飛ばして来た。
ここまで深夜が似合う自販機コーナーは中々ない。

老練な自販機たちが整列する。静かな迫力が満ちる店内。

チーズバーガー購入。

無言の深夜にブーン・・・ コロっと出てくる素敵な箱。
今夜はこのテーブルで自販機グルメオールナイトと行こう。
まずはチーズバーガーいただきます。

そして無難にチーズハムトーストサンド。こんがり焼けて旨い。
ビールのつまみに最高。

かなり気になっていた真っ黄色な筐体のラーメン自販機。赤いのれんも官能的だ。

ちょっとヤバいのが出てきた・・・。

最後の一杯だったようで直後に「うりきれ」が点灯 笑

しょうがないので最後の〆に天ぷらそば。
汁が多すぎて出すとき絶対にこぼれる。お味は・・・まぁぎりぎり食えるかな。
出汁はかなり薄い感じ。

そうこうしているうちに夜が明けてきてしまった。

街道沿いで幾多の夜を過ぎてきたであろう富田町自動販売機コーナー。

今日は快晴。絶好の自販機巡り日和だ。

2009年 11月6日~8日
群馬自販機巡り

その1 富田町その2 EauRouge

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取材日時 2009年11月7日

2009年 11月6日~8日
群馬自販機巡り

その1 富田町その8 ピットイン太田その9(終)富田町

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翌日は群馬県内の自販機を巡り最後にまたやって来た。
ちょうど補充のタイミングで夫婦が来たので聞いてみると、昨夜のラーメンは調味液詰まりだったらしく
タンクの点検をしていた。奥さんが250円返してくれたので恐縮した。

もう何個目だろう。

闇に浮かぶ自販機達。

懲りずに天そば。補充したてのタイミングだったので随分おいしい。

天そばと近くのコンビニで売っている地酒カップで粋な味わい。

駐車場の隅でテント泊。

2009年 11月6日~8日
群馬自販機巡り

その1 富田町その8 ピットイン太田その9(終)富田町

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取材日時 2010年1月

真冬の深夜の静寂に自販機の機械音だけが響く。

取材日時 2010年3月13日

2010年3月13日
関東懐かし自販機巡り

その1 ビックチェイス神川その7 MMC大胡その8 富田町その9 オレンジ50

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今日すでに8軒目の自販機コーナーの昼下がり。ハンバーガーと珈琲で優雅なひととき。

すっかり葉を落としたイチョウの樹と自販機コーナー。

これだけたくさんのヴィンテージ自販機が揃っているのは日本でもここだけかもしれない。
非常に貴重であり、現役で稼働する博物館のようなものだ。

初めて珈琲にトライしてみたが普通に飲めた。
日だまりの午後、チーズバーガーのお供に。

2010年3月13日
関東懐かし自販機巡り

その1 ビックチェイス神川その7 MMC大胡その8 富田町その9 オレンジ50

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取材日時 2010年4月3日

2010年4月3日
関東懐かし自販機巡り

その1 オレハ茂呂その4 阿久津その5 富田町その6 セゾン

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現代とは思えない非日常感を味わう。

厚着しなくても心地良い季節になった。

前回中止していたうどん・ラーメンはうどんだけ稼働していた。

今回は天ぷらうどんに挑戦。普通に食べられました。

いつもムービーで撮っているのでたまには静止画で点灯中のお姿を。

ここへ来たらやはりこいつを食わねば。

2010年4月3日
関東懐かし自販機巡り

その1 オレハ茂呂その4 阿久津その5 富田町その6 セゾン

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取材日時 2010年6月2日

読売新聞の取材で懐かし自販機の聖地「富田町自販機コーナー」へ行きました。
オーナーの星野さんはなんと御年96歳。昭和56年から30年の時を刻む自販機コーナーで、
平成生まれの美由貴さんに懐かし自販機グルメを初体験してもらいました。

初夏の快晴で汗ばむ陽気。

店の前のイチョウも青々としている。

風格ある自販機は健在。
しかし楽しみにしていたハンバーガーは売り切れ(涙)

自販機よりもだいぶ若い平成生まれ、19歳の美由貴さん。
トーストサンド自販機初体験!
ピザトーストおいしかったそうです。

お次は自販機そばに挑戦。

最初は薄いかなと思った汁はかき混ぜたらバッチリに。

こんな椅子に座ったことある?
ないです・・・

この「聖地」のオーナー、星野俊一さんはなんと御年96歳!
「あと何年続けられますか?」「俺の寿命に聞いてくれ!」(爆笑)


星野俊一さんインタビュー

読売新聞の記事はこちら

取材日時 2011年1月

冬晴れの群馬へ。
夏の西日本自販機巡り以来、サイトと動画を完成させるために封印していたが
NHK前橋放送局の依頼のため、久しぶりの自販機コーナーにやってきた。

店内には貴重な懐かし自販機が並ぶ。

店先のイチョウの樹もすっかり冬枯れて。

日本中で最後の一台であるグーテンバーガー純正仕様の自販機。
中身は最近売り切れのことが多い、マルイケ食品のチーズバーガー

硬貨を入れてボタンを押してもトースト中のランプが点かないので注意。
お金を飲まれたかと勘違いする人もいるかもしれないが、
1分ほどでちゃんと熱々のトーストが出てくる。

現在は残念ながら非稼働だが、灯りは絶やさないというオーナーの思いを感じる。

以前よりおいしくなった!?
出汁の濃さがちょうど良かった。

この自販機を長い間支えてきた脚にさえ風格を感じてしまう。

2011年の現代に、昭和の雰囲気がそのまま残る。そしてそれは・・・

御年97歳のオーナー星野さんが毎日管理してきてくれたからだ。
この日も近所の自宅から車を自分で運転して来た。

30年以上、自販機を大事に見守り続けて来た星野さん。
この自販機コーナーがこんなにも味わい深いのは、星野さんの人生と重なるからなのだろう。

一台一台自販機から集金し整理するための容器も、もう何年使っているのか。

陽も暮れて底冷えも厳しい自販機コーナー。

寒いほどに熱々の湯気が沁みる、冬の自販機そばは味わい深い。

長時間の撮影で冷え切った身体も熱々の1杯のおかげで、すぐに温まった。
まずは100歳を目標に頑張ってくださいというと、星野さんは力強く笑ってくれた。

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取材日時 2012年4月

テレビ東京 たけしのニッポンのミカタに登場

県道76号、富田町交差点のすぐ近くに自販機コーナーはあった。

気持ち好く晴れ渡った一日、店先のイチョウの木々はまだ寒々としていた。

オーナーの星野さん(97)と同じく年月を重ねた看板も味がある。

薄暗いモノクロな店内に映える古くとも美しいレア自販機たち。

平成以降、日本から消えていった安らぎが残っている。

日本全国でもハンバーガー自販機は十数台しか稼働していないが、
グーテンバーガーの看板のまま最後まで稼働した貴重な一台。

テレビ撮影の為来ていただいたマルイケさん。補充の様子を撮影した。

大きなテレビカメラの前で緊張しながら丼を入れるマルイケさん。

当サイトやテレビを見てやって来るお客が増え、ストックも増やしたそうだ。

一日がかりの撮影も終わり、夕陽が店を照らしている。

時間帯によって店内の雰囲気もどんどん変わっていく。

陽が沈むと急に店内の空気も冷たくなってくる。

対照的に自販機たちは輝きを増してくる。

夜へと向かう自販機コーナー。24時間様々な人間模様がうまれた場所だった。

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取材日時 2012年7月

愛する富田町自販機コーナーへの最後の訪問となった。

世の中の回転スピードは驚くほど速い。

四季のうつろいを感じさせる銀杏の木との一体感が素敵な店構え。

自販機達が醸し出す空気感が貴重だった。

飾り気の無さが心地良い。

グーテンバーガーの味はいつも非日常だった。

マルイケ食品のチーズバーガーは肉厚で旨い。

かき揚げが旨い最後の天ぷらそば。

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2013年10月31日 閉店

ついに来て欲しくなかった時が来てしまった。

当サイトのランキングでも第一位だった懐かし自販機の聖地。

ほとんどの自販機が撤去されてガランとした富田町自販機コーナー。
星野さん、マルイケさん永い間ありがとうございました。

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