京都府京丹後市 黒田天ぷら店
京丹後市の峰山町は昔ながらの町並みで、県道17号から細かい道を少し入ったところに黒田天ぷら店があり、その激渋な店先にこれまた年季の入った富士電機めん類自販機が設置されているが、
2012年1月に故障し現在は非稼動となってしまった。
ハンバーガー | トースト | そば | うどん | ラーメン | 弁当 | カップ麺 | その他 |
- | - | - | 300円 | - | - | - | - |
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2012年4月14日 東京からの総走行距離626.5km
2012年4月14日~22日 「西日本懐かし自販機巡り」 走行ルート
その1 ドライブインダルマ → その2 黒田天ぷら店 → その3 コインレストラン池内
1時間ほどで京丹後市の古い町並みの中へ。桜があちこちで満開で自販機巡りに華を添えてくれた。
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細い路地が入り組んだ昔ながらの町の店。
昭和のまま刻が止まってしまったような風景。
周囲によく馴染むかたちで富士電機めん類自販機が収まる。
うどん単独の電照板の通り、きつねと天ぷら、うどんのみの販売。
自販機は半分家屋に飲み込まれたような格好で設置されていた。
裸の15W蛍光灯がこれまた渋い。
京丹後弁が味わい深い、元気の良いおばちゃんがこの店の主だ。
2011年1月までは何とか稼働していたが、ついに、
器を押し出す部分が故障してしまったという。
島根の西部技研・田中さんに電話で助けてもらいながら、自販機の中を見てみる。
何年か前には冷蔵庫の下のコンプレッサーも数十万かけて交換したそうだ。
保健所の更新もしたばっかりだったのに。
押し出し棒は故障していた。そして驚愕の事実が!
本来激しく回転して湯切りする回転盤が、モーターからの軸と繋がっていないのがわかった。
ということは、ここ最近は湯切りがされていないうどんが出ていたということだ。
なみなみと溢れていた汁の原因もはっきりした。
残念ながら修理はしないことにしたそうだ。近所の修理屋さんもやめてしまったし、
高齢のため夜間の管理も大変で、最近は昼間だけの稼働にしていたそうだ。
店内も昭和のままで懐かしい。揚げ物一筋57年のおばちゃん。
うどんは食べられなかったが、おばちゃんの人情が詰まったはんぺん揚げが最高においしかった。
当分はこのままオブジェのように残しておくそうだ。
非稼動自販機とおばちゃんの揚げ物を味わいにいくだけでもおもしろい旅になるだろう。
2012年4月14日~22日 「西日本懐かし自販機巡り」 走行ルート
その1 ドライブインダルマ → その2 黒田天ぷら店 → その3 コインレストラン池内