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2012年4月14日 東京からの総走行距離626.5km

2012年4月14日~22日 「西日本懐かし自販機巡り」 走行ルート
その1 ドライブインダルマ → その2 黒田天ぷら店 → その3 コインレストラン池内

2時間半も長居したドライブインダルマから国道176号を海沿いドライブしながら、
1時間ほどで京丹後市の古い町並みの中へ。桜があちこちで満開で自販機巡りに華を添えてくれた。

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細い路地が入り組んだ昔ながらの町の店。
昭和のまま刻が止まってしまったような風景。

周囲によく馴染むかたちで富士電機めん類自販機が収まる。

うどん単独の電照板の通り、きつねと天ぷら、うどんのみの販売。

自販機は半分家屋に飲み込まれたような格好で設置されていた。
裸の15W蛍光灯がこれまた渋い。

京丹後弁が味わい深い、元気の良いおばちゃんがこの店の主だ。

2011年1月までは何とか稼働していたが、ついに、
器を押し出す部分が故障してしまったという。

島根の西部技研・田中さんに電話で助けてもらいながら、自販機の中を見てみる。

何年か前には冷蔵庫の下のコンプレッサーも数十万かけて交換したそうだ。
保健所の更新もしたばっかりだったのに。

押し出し棒は故障していた。そして驚愕の事実が!
本来激しく回転して湯切りする回転盤が、モーターからの軸と繋がっていないのがわかった。
ということは、ここ最近は湯切りがされていないうどんが出ていたということだ。
なみなみと溢れていた汁の原因もはっきりした。

残念ながら修理はしないことにしたそうだ。近所の修理屋さんもやめてしまったし、
高齢のため夜間の管理も大変で、最近は昼間だけの稼働にしていたそうだ。

店内も昭和のままで懐かしい。揚げ物一筋57年のおばちゃん。

うどんは食べられなかったが、おばちゃんの人情が詰まったはんぺん揚げが最高においしかった。

当分はこのままオブジェのように残しておくそうだ。
非稼動自販機とおばちゃんの揚げ物を味わいにいくだけでもおもしろい旅になるだろう。

2012年4月14日~22日 「西日本懐かし自販機巡り」 走行ルート
その1 ドライブインダルマ → その2 黒田天ぷら店 → その3 コインレストラン池内

2011年以前

2011年2月に現地を訪れたminamiさんの動画です。

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2010年12月に現地を訪れたきむらさんに画像を提供いただきました。
ありがとうございました。

夜で雨、というシチュエーションがこの界隈をさらに激渋な空間に仕立て上げているようだ。

みすぼらしいビニールの庇が堪らない味わい。
現在でも地元の人に愛されているのだろう。

そうとう年季が入った富士電機めん類自販機。
比較的珍しい「うどん」のみの電照板は消灯しており、薄暗い蛍光灯が侘びしく照らしている。

電照板のとおりメニューはうどんのみ各300円。

ニキシー管は完動で嬉しい。

見た目にも懐かしい感じの天ぷらうどん。
他の自販機では見たことがないが、箸はちゃんと紙袋に入っている。

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Last Updated 2021.5.3

Updated 2012.5.12

Updated 2011.5.16

2011.2.5

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