京都府舞鶴市 ドライブインダルマ
昭和46年から営業している近畿圏での懐かし自販機の聖地といえる貴重なドライブイン。今や全国的にも珍しい超レアな川鉄計量器製のめん類自販機が3台も現役稼働し、さらに西日本ではほぼ絶滅した超貴重な星崎電機製のハンバーガー自販機も稼働中。営業時間は午前8時~午後6時 食堂は水曜定休。
ハンバーガー | トースト | そば | うどん | ラーメン | 弁当 | カップ麺 | その他 |
200円 | - | 250円 | 250円 | 250円 | - | 220円 | - |
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2010年7月 2012年4月 2014年6月
2014年6月15日 東京からの総走行距離1082.4km (2015.9.7 up)
2014年6月13日~22日 「日本半周!群馬~新潟~京都~島根~山口~岡山 懐かし自販機巡り」
その9 公楽園 → その10 ドライブインダルマ → その11 コインスナックふじ
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由良川と田んぼが広がるのどかなエリアの国道178号沿いに、
昭和46年(1971)から営業を続けているドライブインダルマ。
以前は24時間営業だったが、7,8年前からは夜6時頃には閉店するようになった。
2015年2月に山形のアメヤが非稼働となり、
工場内を除いて川鉄自販機が稼働する最後の店となった。
当たり前の昭和の日常感が、今となっては非日常を感じさせる。
じっくりと時を重ねてきた自販機達と対話するように、ラーメンをすする。
自販機も店内も整備、清掃が行き届き快適だ。
国宝級のレアな川鉄自販機3台並ぶのは迫力がある。
日本全国で最後の一台となる川鉄計量器 めん類自動調理販売機 CV-10型 ラーメン自販機。
重なる由良川の氾濫にも耐えて、40年以上稼働してきた。
消費税増税にも負けず、良心的な値段で頑張っている。
この40数年の間にいったい何枚のコインがすりぬけたであろう。
コインを入れるときのコトンという音も心地好い。
2015年の現代においても、27秒でこれだけいろいろ楽しませてくれる機械はなかなかないだろう。
今回は著書の取材ということで、自販機の中もじっくりと取材させていただいた。
ストック室は冷蔵され80食収納する。
開店当初の時代は一日3台とも80食以上売り切ったそうだ。
完璧に整備されたメカ部。
ローラー滑り台のようにどんぶりが滑り落ちる。
ぴかぴかに磨かれた調理室。富士電機の回転式より機構がシンプルなためメンテもしやすい。
出番を待つラーメン。
調理室へと滑り落ちる。
熱湯による2回の丁寧な湯切り、そしてスープを投入。
250円、27秒で完成のダルマ特製自販機ラーメン。
出番を待つきつねうどん。
一連の動きはとても見事で、27秒の秘密に感動する。
もちろん具も飛び散らない。おいしそうな仕上がり。
250円は良心的すぎる。自家製お揚げと関西風だしの効いたきつねうどん。
お揚げの甘みと出汁のハーモニーが完璧だ。
出番を待つてんぷらうどん。エビの赤色がおいしそう。
ハンバーガー自販機は前回の由良川の氾濫により、別の機種にリプレースされた。
お二人はいとこ同士だそうで、ダルマが開店したころ女将さんは20代だったそうだ。
共に素敵に年月を重ねた自販機とお二人。今もなおダルマが健在な理由がここにあった。
これからもよろしくお願いします。
今朝、新潟へ発って500キロ以上一気に走り、午後ダルマに着いた。
そして数時間の取材を終えて外に出ると、もう夕暮れ時だ。
日本半周 懐かし自販機巡り3晩目の宿は、
ダルマからも近い天橋立の対岸側にいいところを見つけた。
日が沈んだ後の天橋立を散歩する。限られた期間の短く忙しい旅は充実感が強い。
先月までは一年間ネパール、インドを放浪していたが、やはり日本の旅は最高だ。
阿蘇海に映る対岸の町明かりが郷愁を誘う。
里のやど川尻は素泊まり4200円からで、ダルマやコインスナックふじなどを巡るのに便利。
レトロ感と現代のセンスを融合させた居心地の良い宿だ。
館内のデザインはなかなか渋く好い感じ。
宿の主人と動画などについて語りながら、温泉で旅の疲れを癒やした後は・・・
懐かし自販機巡りは温泉や地酒、宿も大きな楽しみだ。
群馬、新潟、京都と濃い旅だった。明日からは山陰へ向けて走って行く。
2014年6月13日~22日 「日本半周!群馬~新潟~京都~島根~山口~岡山 懐かし自販機巡り」
その9 公楽園 → その10 ドライブインダルマ → その11 コインスナックふじ