岡山県津山市へ向かう国道53号沿いにある昔ながらの自販機コーナー。
何台もの懐かし自販機がオブジェのように並んでいたが、現在はほとんどのレトロ自販機は撤去されている。
西田農園から国道53号を走り、霧雨の峠道を越えて岡山県に入ると、青空がのぞきはじめた。
蒸し暑い真夏の午後、ベンダーショップ芦田に到着。
店内はFMラジオが五月蠅いので、店内の音声レベルは落としてある。
津山市街から少し離れた郊外の国道沿いにある。
オレンジ色のビニール屋根看板が好い感じ。
懐かし自販機がズラッと並び壮観。だがほとんどが非稼働だった。
めん類自販機も富士電機製と川鉄製があったが全滅。
川鉄計量器製めん類自販機。
かなりくたびれてしまっている。
営業許可は昭和62年まで。それ以来放置なのか?
富士電機製めん類自販機。営業許可ステッカーは平成5年まで。
富士電機製めん類自販機。営業許可ステッカーは平成10年まで。
今、日本で非稼働とはいえこの3台が並ぶ姿は、ここだけでしか見られない。
2007年頃までは稼働していたようだ。
カップヌードル自販機は稼働中。200円。
退色が激しいトースト自販機は、平成6年までの営業許可ステッカーが。
正式な商品名は「トーストサンドイッチ」なのだ。
これも懐かしい今は無き三洋電機製のUCC自販機。100円時代のものだ。
(三洋電機は富士電機に吸収された。)
汎用機では菓子などを販売中。
自販機がオブジェのように並ぶアートスペースのよう。 店内はあまり手入れされていない状態だった。
昔の小学校の教室みたいな雰囲気が好い。
懐かしい自販機が多数放置されている。
この状態で保存されているのは奇跡のようだが、動いていれば最高の自販機コーナーだろう。
コンビニも不振だし、また自販機の時代が来るかも知れない。
そんな夢を胸に、また来る日まで。
2022年、12年ぶりに再訪問した際にはほとんどのレトロ自販機は撤去されていた。