国道2号岡山バイパス沿いにある、雑多なカオス感とアジアのパワー感が融合したような、昭和風情満点のドライブイン。お母さん達の手作りによるおでんや総菜は、味と情が染みこみとてもおいしい。そして値段も昭和のままのような安さでありがたい。
24時間営業。2015年6月16日閉店しました。
今朝、高知を発って徳島を巡り、そして瀬戸大橋を渡って岡山へ。
ゆとりのない旅程にかなり疲れていたが、
激渋な雰囲気の平田食事センターを
満喫したらかなり回復した。さすが元気が出る食堂だ。
どこを切り取っても全体の味わいを予想できるような
奇跡的なドライブイン。
24時間営業が頼もしい。
出来た順に付け足していったままのカオス感。
現代では非常にレアとなった昔ながらの
大衆食堂の雰囲気が懐かしい。
お母さん達が切り盛りする。
おでんや総菜はセルフサービスで、好きなだけ選んで精算する。
どれもおいしそうで迷ってしまう。お値段も良心的。
おでんはひとつ50円。良く味が染みていて旨い。
久々に自販機食以外のごちそうである。
とても好感の持てる意志を感じる。
店内は食堂と共にゲーセンやコンビニが隣接している。
ゲーセンからは爆音が響き、現代に引き戻されてしまう。
お代わりしてカラシもたっぷりと。
自販機もズラーッと並んでいるが、懐かし自販機は無かった。
昔はあったのだろうか。
変わったところではポップコーン自販機が稼働中。
夕焼けが似合いすぎる平田食事センター。
2010年に初めて訪問して以来再訪は叶わなかった。
貴重な日本の昭和遺産がまた一つ消えて行く。