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2017年4月
2017~18 激渋旅 日本一周!懐かし自販機巡り
その1 鉄剣タロー → その2 中古タイヤ市場 相模原店
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前回の日本滞在はたったの一ヶ月で、その後の半年間は乾期の南インドで避寒生活していた。
2013年に日本を出て通算4年にもわたる長期間インド・ネパールで過ごしてきた私は、
だんだんと再び日本をじっくり巡りたいという欲求が強くなってきていた。
インドにしても日本にしてもここ数年の間には激動の変化があった。
今回はインドからネット通信販売で旅用にクルマを購入し、日本到着後すぐに旅を始められるよう色々と手配した。
こんな芸当が出来るのも2017年のこの世界ゆえである。
ネットでは航空チケットから宿はもちろんクルマまで買える時代になった。
しかし3Dリアル世界を味わうためには、自分のこの体を移動させなければならない。
南インドコーチン空港からマレーシア経由で札幌に飛び、
私が日本を留守にしている間に移住した実家のある十勝へ、そして至急旅道具を準備し
東京に発送、2日後には帯広空港から羽田へ飛び珍スポ旅人金原さんと対談、辰巳出版との
打ち合わせを済ませいよいよクルマの納車、そして翌日ここ鉄剣タローへ辿り着いた。
世の中は変わってもここ鉄剣タローはほとんど変わっていなかった。
オーナーさんにも5年ぶりの再会を果たし、前回以来つばめが来なくなったことも聞いた。
レトロ自販機御三家は老体にむち打って相変わらず頑張っていた。
当サイトのフォロワー越野くんと会い、
私が日本留守中の最新情報や廃自販機、コスモスなどの話で盛り上がった。
GW直前とあってマルイケ食品からの納入量も凄い。
アルミ箔のひっかかりによる販売エラーを防ぐため、
全体重をかけてトーストを押しつぶすオーナーさんが愛らしかった。
左側は販売には使用せず冷蔵庫として隙間無くトーストが詰められている。
今夜寝るところも決まっていない私は、夕暮れのタローをもう少し味わうことにした。
西日が差し刻一刻と色合いが変わっていく店内。
インドにいる間はベジで肉類を食べないが久々にマルイケバーガーを食べてみる。
しわしわバーガー。紙箱の焼けるにおいも懐かしかった。
長い旅の果てに辿り着いたタローは、さらに非日常感を増し、
私の新しい旅の幕開けにふさわしい、世間からの離脱感を提供してくれた。
2017~18 激渋旅 日本一周!懐かし自販機巡り
その1 鉄剣タロー → その2 中古タイヤ市場 相模原店
2016年9月
2016年9月 初秋 懐かし自販機巡り
その1 鉄剣タロー → その2 ふじさと
丸2年間インド、ネパールに暮らしていた私だが、久しぶりの日本はすべてが新鮮だった。
そして海外にいても、書籍や動画、サイトの制作を通していつも懐かし自販機には触れていたが、
やはりリアルな体験にかなうものはない。今回は日本へ1ヶ月半という短い一時帰国なので、訪問できるお店も
限られるが、そんな中で行きたい店を数店ピックアップした。関東ではやはりここタローが御三家も揃い、
雰囲気も良く、最初に行きたかった店だ。懐かし自販機巡りを始めてもう長い年月が経つが、数年のブランク
をまったく感じさせないほど、タローの店内は相変わらずの懐かしい空気がそのままだった。
埼玉の郊外という立地条件もそれに加担していて、どこか世の流れから外れたような陸の孤島感が好い。
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味のある字体の店名は照明されておらず、バイパス上り線を気をつけて走っていても夜は見落としそうになる。
この何年かの間に映画の撮影などにも使われたが、店内はいつも通りの感じで良かった。
激ビンテージな2台が仲良く並ぶ。木目調のハンバーガ自販機は全国でもここだけ。
濃いオーラを広い店内全体に充満させている主である。
昔から変わらない、更新しない良さが本物だ。上っ面だけでないのは年月というスパイスが効いているから。
自販機なのに手作り感のあるマルイケ食品のチーズバーガーはジューシーで旨い。
毎週、伊勢崎からここまでクルマで運ぶおばちゃんは元気だろうか。
80年代を彷彿とさせる照明もそのままだ。この組み合わせで何年間在り続けて来たのだろうか。
これを現代に復刻できると勘違いしないほうがいい。これはここへ来なければ決して味わえないし、
閉店してしてしまえば、もう永遠に味わえないものである。無くなるものは無くなるに任せるしか無い。
だからこそ、今を最大限に感じきってやろうという気概も湧いてくるものだ。
少し離れて富士電機めん類自販機も置かれている。
かなりくたびれてきているが最後の力を振り絞っている感じだ。
思い出ノートも何冊も続いている。
2016年9月 初秋 懐かし自販機巡り
その1 鉄剣タロー → その2 ふじさと
2012年9月
2012年9月29日~30日 「埼玉・群馬自販機巡り」 走行ルート
その2 オートパーラーまんぷく→ その3 オートレストラン鉄剣タロー → その4 丸美屋自販機コーナー
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気持ち好い秋の夕暮れに、2年ぶりの鉄剣タローに到着した。
建物もこの渋い看板も相変わらずでひと安心だ。
経営の面や自販機の修理が重なり大変な期間だったそうだが、
またこの味のあるオートレストランを味わえて幸せだ。
外が明るいうちは店内の妖しさも控えめだ。
懐かし自販機御三家が揃うのは埼玉でも唯一。東京からもっとも近い自販機の聖地だ。
ハンバーガーとトーストサンドが並ぶさまは美しい。完全に昭和の世界にトリップしてしまう。
修理代が売り上げをオーバーしてしまうこともあるという。
特にこのハンバーガー自販機は、ニキシー管のカウントダウンタイマーが動く最後の一台なのだ。
更に出来上がりにはピンポンとチャイムが鳴る日本で唯一の自販機だ。
昭和63年に開店した当時には、バーガー、トーストとも各2台設置されていたそう。
古ぼけた電照板が堪らない郷愁を誘う。
中身は伊勢崎市のマルイケバーガー製で週に一度納品される。
70歳を過ぎた女性の方が車を運転して運んできてくれているのだ。
近年になって改良されておいしくなったチーズバーガー。肉厚でジューシー、レンジでの仕上がりも申し分ない。
自販機の調子も前回来たときよりも良くなっており、カウントダウンもちゃんと0秒で商品が出てきた。
前回来たときには七味が無かったが、現在はPP丼に貼り付けて提供している。
オーナーさんの思いやりを感じる。出汁は東洋水産製のものを使用している。
冷却装置の故障で非稼動となってしまったレアなアイスの自販機。
動かなくとも強い存在感だ。
以前はたくさんあったゲーム機が撤去され、奥には新しい店舗が入った。
フィギュアやDVDを販売するお店で、フレンドリーなお兄さんが営業している。
(残念ながら閉店の予定だそうです・・。 )
オーナーさんと話し込んでいるうちに外はすっかり真っ暗に。店内の妖しさもUP。
昔は弁当自販機やカップ珈琲自販機などもあったという。
LEDランプでライトアップされるようになった鉄剣タロー。
ランプの設置はフィギュアDVD販売店のお兄さんがしてくれたそうだ。
満月と看板。
できる限り残り続けて欲しい貴重なオートレストランである。
懐かし自販機が一冊の本に!!タツミムック 『日本懐かし自販機大全』
全国の名店紹介や貴重な資料、オーナーインタビューなど
今まで無かった、丸ごと一冊懐かし自販機本です!
2012年9月29日~30日 「埼玉・群馬自販機巡り」 走行ルート
その2 オートパーラーまんぷく→ その3 オートレストラン鉄剣タロー → その4 丸美屋自販機コーナー
2010年4月29日
気持ちよく晴れた初夏の一日、群馬から埼玉にかけて
オレンジハット藪塚店→コインスナック ジョイフル24→MMC122号店→鉄剣タロー→ヘリテイジ
と自販機巡りしてきました。
満月に照らされる鉄剣タロー。警察の指導があったというが・・・。
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闇に映える怪しい灯り。しかし店内はいたって健全w
チーズバーガーを購入。7秒早く出てくる。
温まり方は少しムラがあったがこのご老体から買えるだけでありがたい。
2個買ったところで売り切れ。この後来た人ごめんなさい。
今回はうどん自販機にも挑戦。
湯の量多め。取り出し口カバーは無い。
目がチカチカする色の照明が自販機を紫色に染め上げていた。
麺の端が乾燥しているところが少しあったが、懐かしい味。
しかしこの照明の下で食べてると何食べてるんだかわからなくなってきたw
ゲーム機が減った店内。客はほとんどいない。
ちょうど店の方が見回りに来ていたのでお話をうかがう。
「警察の指導により厳しい経営状況となるが、今すぐに建物を処分などはせず、細々と続けていきます。」
だそうだ。自販機ファンとしてはひと安心ですね。
昭和の曖昧さは現代では通用しないということか。
世知辛いですね。
2010年2月
小雪舞う肌寒い土曜の朝、急に思い立って埼玉の自販機コーナー巡りに行って来ました。 コースは
「オートパーラー上尾」→「オートパーラーまんぷく」→「鉄剣タロー」→「CityBoy」→「GAME COSMOS」
で、東京の近郊にも懐かし自販機が充実したお店がまだ残っていることに感動しました。
今となっては超貴重なニキシー管タイプのハンバーガー自販機!
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70年代的なデザインの字体といい既に文化遺産レベルの建造物だ。
この看板も非常に味が出てきている。
店内は怪しい感じで入りにくいかも知れないが全くそんなことはないのでご安心を。
私が訪れた小雪舞うこの日、先客はゼロだったので思う存分満喫できた。
懐かし自販機の代表格である2台が並ぶ様に惚れぼれする。
こちらのハンバーガー自販機は今となっては珍しいニキシー管による
カウントダウンと赤ランプ点滅がちゃんと生きているのが素晴らしい。
投入金額をランプで表示する貴重なタイプ。
パネルに映るのはこの店を象徴する派手な蛍光管。
ハンバーガー自販機の中身はマルイケ食品のチーズバーガー。
商品を伊勢崎から運ぶ為か少し高めの220円。
トーストサンド自販機はハムサンドが220円。
そば・うどん自販機、カップヌードル自販機も稼働中。
今回は食べなかったが麺類が300円。カップ麺は200円。
これも懐かしいアイスクリーム自販機。VIVO GROUPだったのか。
そのまま「昭和博物館」と言っても過言ではない凄いお店だった。
これからも静かに続いていってほしい。
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Last Updated 2020.5.31
Updated 2019.2.8
Updated 2017.5.8
Updated 2016.11.25
Updated 2012.11.6
Updated 2010.5.13
2010.3.17
2010.3.16