秋田土崎港に古くからあるお店で、うどん・そば自販機、ハンバーガー自販機がトラック運転手や港湾関係者、ババヘラアイス売りのおばちゃんなど地元の人たちに愛されている。古びた店先のテーブルでおいしいうどん・そばが200円という格安で食べられる。24時間営業。2016年3月31日閉店し、うどん・そば自販機は道の駅セリオンに移設されました!
ラッキーなことにちょうど商品充填のタイミングで、優しいおじさんが見せてくれた。
秋田の港湾に近い位置にあり、トラック野郎・工場従事者などのお客が多い。
とてもおいしく新鮮な自販機そば・うどんが格安の1杯200円!
1日に90食出る日もあるという。回転が速いので安心だ。
おじさんが自販機の中身を解説してくれた。
ハンバーガー好きなお兄さんは3個一気食い!
そして近所のハンバーガー自販機情報を教えてくれた。ありがとう!
大活躍のハンバーガー自販機。
チーズ、テリヤキとも200円。
いかにもなB級感全開の粋なデザインに頬弛む。
いただきま~す!
チーズもほどよくとろけて旨いよ。
一昔前の風情ある意匠だ。
電照板が灯ったそば・うどん自販機とハンバーガー自販機のツーショット。
本当にくつろげる最高の自販機コーナーでした。
おじさんありがとう。
昨夜は秋田市郊外の山中にあるキャンプ場で一夜を過ごした。
夜露をしのげるバンガローが510円と破格でありがたい。
昔は目の前がすぐに港で、隣の店にも各種食品自販機が設置されていたそうだ。
30年以上も営業を続ける佐原商店には、帰郷の際には必ず寄るという
ファンも多く土崎のソウルフードと言えるだろう。
店内には、昔はよくあった懐かしい光景。
港、エロ本、自販機・・・昭和の猥雑さが今もある。
そして2011年の今も現役で活躍する2台の懐かし自販機。
駐車スペースもふんだんにありお客は絶えない。
休憩スペースもあるが車内で食べる人も多いようだ。
人気のハンバーガー自販機。
残念ながら売り切れ・・・。
しかしおばちゃんがバーガー屋さんに電話を入れてくれて、すぐに納品してくれるという。
バーガーを待つ間に、富士電機めん類自販機で今回はうどんを食べてみよう。
かなり年季の入った自販機。
ボタンも擦り切れてしまっているがニキシー管は完動。
これで200円!人気があるのも頷ける。
以前はうずらの卵や海苔を入れたりと試行錯誤されたそうだが、現在は天ぷらとネギに落ち着いている。
地元名物のババヘラアイス売りのおばちゃん達と一緒にうどんを食べた。
仕事帰りによく食べるそうで、愛されているのが伝わって来た。
七味は好きなだけかけられる。
関東のうどんよりも少し細めの稲庭風で、汁もおいしく、天ぷらとの量的なバランスも良い。
これで200円とは大満足である。
ビックバーガーさんが納品に来てくれてお話をうかがう。
震災の影響でパンが入手出来なくなり、少しずつ手造りをしているので売り切れることも多いそうだ。
アツアツの箱で出てきた、てりやきバーガー。
昭和のデザインのままの箱がかわいい。
手造りのパンはフカフカで、てりやきソースとジューシーな肉と合いとても旨い。
地元の人に愛され、店主の自販機への思いも熱い。
これからも末永く活躍を期待したい。
昨夜北海道苫小牧港を出港したフェリーは7:45に秋田港に着いた。
フェリー乗り場から佐原商店までは何とたったの2分!
錆びた看板も渋い佐原商店。
2台の懐かし自販機もちゃんと動いていてくれた。
朝日を浴びるホシザキハンバーガ自動販売機。
右2つのセレはすでに売り切れ。チーズバーガーが残っていて良かった。
製造元であるホシザキ電機が富士電機を介さずに販売した機種で、中身は富士電機と同じ。
食欲を満たすだけではない、ワクワク感が最高だ。
手作りパンと結構ボリュームのある肉がうまい。
これも懐かしいメローイエロー。横に並べても違和感が無い。
ご主人が当サイトのチラシのコピーを貼って下さっていた
年季入りまくりの富士電機めん類自販機。
あちこちガタが来ているそうで、万一部品が足りないときのために
島根の西部技研さんをご紹介させていただいた。
ぶら下がる七味を好きなだけかけていただきます。
秋の心地よい陽だまりに包まれて味わう自販機グルメは最高だった。
いつかは銀世界の冬に来てみたい。
NHKのドキュメンタリーに登場したりと大人気の晩年だったが、
ついに別れの時が来てしまった。
東北地方の懐かし自販機コーナーが次々と無くなっていくなか、
聖地佐原商店の閉店は本当に辛く寂しい。
お疲れさまでした!
メディアも大騒ぎだ。
NHK秋田のローカル番組が当サイトにアクセスしてきたのが始まりだった。
当サイトの人脈を通じて修理や部品の調達を試みたりと、当店への思い入れは深い。
Yahooのトップページで紹介。
そして継続へ!
自販機が引き継がれて良かった。
佐原商店の店主と客が長年積み重ねてきた信頼感や郷愁感が、
あの空間に宿っていたから、
あのテーブルは特別な場所だった。