新潟市近郊の聖籠町、国道113号沿いにある鄙びた味わいのある自販機コーナー。昭和の空気がそのまま残る店内では富士電機めん類自販機が稼働している。店内の厨房で作った天ぷらうどんとラーメンを販売している。自販機コーナーは
24時間営業。2015年2月に閉店しました。
国道113号沿いにあるが看板は消えていて見落とすところだった。
しかし店は開いているようだ。
店内では店長と地元のおじさんがゲーム機をテーブルにして、
地元の海で獲れたての刺身を肴に一杯呑んでいた。ゆるいなぁ~。
うどん・ラーメン自販機。
今回はラーメンを食べてみよう。
いただきま~す!なかなか旨いw
テーブルの上にはヒモで繋がれたコショーの瓶が。
扉式販売機にはワンカップやゆで卵が入っている。
ゆで玉子のロシア語だろうか
自販機を訪ねて東京から旅しているなどと店長と話していると、ご厚意で外看板の電源を入れてくれた。
現在は24時間営業ではないため、24の文字に電源が入ることは無いという。
ありがとう!おじさん。そして空には半月。
サクライの看板が渋い。
自販機以外は24時間営業をやめたため「24」が黒く塗りつぶされている。
店の右手にはゲームコーナー。夜12時までに閉まる。
左手奥の自販機コーナーは24時間営業だ。
窓の外からこんにちは。懐かし自販機が並ぶ。
主役は富士電機めん類自販機だ。
ラーメン・うどんタイプで各300円
相変わらずヒモで縛られた七味。
自家製の野菜かき揚げがおいしい。
この空間は昭和のままだ。
こちらのカップ麺を買っていく人も多い。
汎用機ではカップ酒なども売っている。
こちらは夜12時以降は閉まるゾーン。
ラーメンを仕込む準備をしていた店主の奥さんに話を聞く。
昔はボンカレーライス自販機、トーストサンド自販機などもあったそうだ。
そしてある自販機業者のかたを紹介してくださった。
なんと近所に自販機を置く店があるという情報をいただいた!
早速行ってみたい!
6日ぶりに、1600km東北を旅して戻って来たサクライ。
前回ポピーとよさかを無事発見出来たことを奥さんに報告。
自販機も変わりなく稼働中。
今回はラーメン。
めん類自販機のメニューでラーメンは各店の違いが楽しめて好きだ。
サクライのはまさに自販機ラーメンらしい懐かしい味。
私の1杯でちょうど売り切れ。間に合って良かった。
東京を深夜0時頃発ち、聖籠ICを降りたのは午前4時半頃だった。
道中は雨で少々疲れたが、サクライに着いた時には疲れも忘れていた。
未明の5時前、誰もいない自販機コーナーには機械の音だけが響く。
久しぶりにこの感覚を思い出した。
一晩中働いているけなげなやつだ。
好きなラーメンが売り切れだったので天ぷらうどんを買う。
ニキシー管タイプのカウンターも完動で嬉しい。
にんじん玉葱など野菜たっぷりのかき揚げがうまい。
関西に比べると醤油感の濃い出汁。
たまにはフラッシュを焚いてみる。
私が買ったところで売り切れ。最後の1杯だった。ぎりぎりセーフ…
378km走って来て売り切れだったら寂しいよな。
旅情を強く感じさせる、早朝のブルー。
自販機の灯りがひときわ沁み込んでくる。
群馬から関越道で一気に新潟へ。
雨上がりの気持ち好い自販機巡り。
寂しげな国道113号沿いにひっそりと
自販機コーナーだけが開いていた。
ネオン管は再度灯ることもなく、2015年2月に閉店してしまった。
この時これが最後になるとは全く思っていなかった。
店の左手に自販機コーナー。
まさにこれぞコインスナックの王道。
眺めも殺風景で良い。自分との対話する場所にはちょうどいい。
堂々と鎮座する富士電機めん類自販機。
ラーメンうどんタイプのパネルが食欲と郷愁を誘う。
パネルの通りメニューはラーメンと天ぷらうどん、各300円。
ニキシー管も完動だ。
当分来ることはないだろうということで、両方を購入!
まさかこれが本当に最後になるとは。
麺の底に沈んでいた具。焼豚は以前と違い市販品のようだ。
かき揚げは手作り。
なぜ外で食べるカップヌードルはあんなに旨いのか。
ゲームや休憩スペースがある店内は閉鎖されていた。
そして2015年2月には自販機コーナーも閉店してしまった。
新潟県で唯一の自販機ラーメンが姿を消してしまった。