群馬から日光方面へ抜ける国道122号線沿いの山間部にある鄙びた味のある昭和レトロ自販機コーナー。大当たりだと海老天が載る、当たりつきのうどん・そば自販機や、とろけるチーズたっぷりのトーストサンドは店の外観とは裏腹に丁寧な仕上がりで最高においしく、人気のスポットとなっている。 24時間営業。
さらに何店か探してみるがすでに閉店のところばかりでそろそろ諦めて、
寝床を探して桐生から日光方面に向かう。
国道122号を山に入っていくが最後のコンビニを逃してしまい、
酒のつまみがないな~と思っていた矢先・・・
そういえば1996年にここを通った時にも見かけた記憶がうっすらある。
事前に下調べもしていなかった丸美屋自販機コーナーを見つけたときには、
まさに原体験的な喜びを感じることが出来た。
知らずに出会った喜びは大きい。
しかも深夜の山中で店が無くて困っているという状況だったからなおさらだ。
これこそコインスナックという佇まい。
テーブルの上には何故かニッセンのカタログ。
熱くて最後落とす。
侘びしさ満点。虫の音がすごい。
よく見るとでかい虫がいるけど気にしない。
現代では出せそうもない味わい深い意匠。
アツアツ~ しっかりと包装されている。
よく見ると側面にトーストサンドのロゴが。
とろけるチーズとハムが予想以上にリッチな旨さ。
深夜の山奥で自販機トーストを食べるという至福。
AM03:30 地元の代行運転のおじさんふたりが来店。手慣れた感じで自販機そばを立ち食い。
それを見て自分もトライ。実はどんなものが出てくるかわからないので躊躇していたのだ。
手書きでいろいろアピール。結構気合いが入っているようだ。
自販機で麺類を食べるのはもう10年ぶりだった。
かなりいける。プラッチック容器のB級感が堪らない。
年期の入ったカップヌードル自販機も稼働中。
そしてこの後は会津温泉巡りへと旅を続けた。
秋晴れの群馬路を駆ける。
交通が絶えない国道122号に峠の茶屋のような存在。
かつては自動ドアだったのか?いやどっかから持って来たんだろう。
懐かし自販機たちと一年ぶりの再会で嬉しい。 明るい昼間だとまた雰囲気も違う。
連休だったせいか次々とお客が来ていた。辛い唐辛子も完食。
やっぱり手書きっていいよな。
裏の犬にパンをあげていた会津若松のトラック野郎とひとしきり会話を楽しむ。
仕事でここを通る時は寄って食べるのが楽しみだそうで、懐かしさに共感してくれた。
福島にも昔はたくさんあったという話で、芦ノ牧温泉のことを聞いて一瞬にして記憶が蘇った。
渋い自販機コーナーでの渋い出会いがとても嬉しかった。
群馬から日光に抜ける国道122号沿いに、闇夜に浮かぶ鄙びた自販機コーナー!
人里離れた山間の深夜、煌々と明るい自販機たち、
そして秋の虫の美しいサウンドに包まれて、狙い通りの完璧なシチュエーションだ。
レストアされてとても良い状態の富士電機めん類自販機。
ニキシー管ももちろん完動で、出来上がるまでの25秒を楽しませてくれる。
おおっ!丸美屋にて初めての大当たり!!海老天入りだ!
今日こそは当たるような気がしていたんだ。ちなみに中当たりはいも天。
青唐辛子も当たりだったらしく、口の中が痺れるほど激辛だったが、そんなのも好きだ。
焼き上がりが近づくと香ばしい匂いが漂ってくる、太平洋工業トーストサンド自販機。
純正アルミ箔は品切れで普通のアルミホイル。
ちょうど良い焼き加減。アツアツだ。撮影のために一晩で4回も買ってしまった。
パンはサクサクで具はジューシー!ツナマヨはマスタードが効いていておいしい。
200円でハムとチーズ両方入って良心的。とろ~り溶けたチーズが最高。
立地場所、建物の雰囲気、そして懐かし自販機と味。
関東でも最高レベルの自販機コーナーである。
草木湖のほとりでテント泊して翌朝再び訪れた。
わたらせ渓谷線花輪駅近くにある田舎のよろず屋の佇まい。
国道122号で昭和50年から37年も営業を続ける自販機コーナーのオーナーに話を聞いた。
レストラン飛鳥とここでそれぞれ手造りでうどん・そば、トーストを作っている。
店内も懐かしい昔の商店の雰囲気そのままだ。
値上げもせず、低価格でおいしく楽しめるものを提供したいというご主人。
なんと生麺からひとつひとつ茹でたものを使用している!(桐生市の今定製生麺)
自販機の調理方法に合わせて固さも調整しているそうだ。
出汁はヤマモリ製。
島根のかわもとや日本海で使用しているのと同じメーカーだが、
西のうすくちに対してこちらはこいくち、しかもうどんとそばで
使い分けるというこだわりようには驚いた。
丸美屋の自販機めん類には欠かせない激辛青唐辛子を選別中。
おみやげに袋一杯の青唐辛子をいただいた!
ちょうどお昼時の丸美屋自販機コーナーには次から次へとお客が来ていた。
誰もいない瞬間を狙って撮影するのも一苦労だった。
真正面から見る自販機コーナー。鄙びた風情が堪らない。
この山の中で、このレトロな自販機からあんなに熱い旨いものが出てくるなんて。
もともとは屋根だけの設備だったが、冬場あまりに寒いので周りを囲ったそうだ。
長年の付き合いの工場には常に代替機が待機しているという。
故障してもすぐに入れ替えが出来るそうで頼もしい限りだ。
生麺使用で手造りの天ぷらも最高においしい自販機そば。昨夜に続いて海老天大当たり!
青唐辛子は一度に食べず、少しずつ囓りながら味わうとビリッと旨い。
手造りで具もタップリ入った人気のトーストサンド自販機。
めん類とセットで買って行く人が多かった。
カップ麺自販機も古い機種で味がある。山の中でお湯付き180円と良心的な値段だ。