岡山県新見市と高梁市を結ぶ国道180号沿いのドライブインの一角にあるベンダーショップ。市街地から遠く離れた山間部で、富士電機製めん類自販機が現役稼働している。 24時間営業。 2015年10月 自販機が撤去されました。
もみぢの里から県道78号に入り、山の中をくねくねと縫うように走る。
この日からの大雨で西日本各地では洪水
や崖崩れなど災害が相次いだ。
そんな世間の情報は全く知らず、増水した河川を横目に国道180号沿いにある阿新に到着。
降り続く大雨の中、細く危険な県道を抜けて国道180号へ出た。
日中でも垂れ込めた雲で薄暗い山間の地に、ベンダーショップ阿新はあった。
古びた看板など昭和の色彩感がそのまま残っている。
富士電機めん類自販機、カップコーヒー自販機などが並ぶ。
隣で工事しており、ブルーシートがテーブルの上に無造作に置いてあった。
激しい雨が降り込み、食事する雰囲気ではなかった。
椅子もテーブルも濡れてびしょびしょ。
めん類自販機はかなり年季が入っている。
きつねうどんは売り切れ。カウントはニキシー管仕様だ。
満腹だったこともあり、この年季の入った自販機から買うのを躊躇してしまった。
また来る時まで営業していることを祈る。
普通サイズが200円、BIGサイズが250円。
2010年以来4年ぶり、そして2015年に自販機は撤去されたため、
これが最初で最後の自販機うどんとなった。
のどかな山間の国道沿いの雰囲気あるドライブイン。
故障や販売中止などが多い当店だったが、前回訪問時とは違う新しめの自販機が稼働していた。
新たに導入された富士電機めん類自販機は以前のものよりかなり状態は良さそうだ。
前回は食べられなかったが、ようやく念願が叶った。
あっさりした出汁にお揚げの甘みがしみ出し、つるつるのうどんが熱々で予想以上においしかった。
平成初期頃のカップ麺自販機。
シンプルなリング式汎用機。
この自販機も最近はなかなか見かけない機種だ。
そして2015年10月に古い自販機はすべて撤去された。