四国中央市の三島海浜工業地区に全国的にも珍しくなった川鉄製うどん自販機が点在しており、現在でも工場関係者や釣り客などに人気が高く愛用されている。昭和の味わいを体験できる貴重なスポットである。 24時間営業。2021年4月30日 三島漁協脇に移転しました。
工場や大きな倉庫が並ぶ港に自販機コーナー。
トタン屋根が懐かしい雰囲気を保っている。
高度経済成長期に作られた周囲の工場などは、まさに昭和のままで迫力がある。
そんな昭和の風景に溶け込んでいる自販機コーナーだ。
以前は川鉄製だった自販機は富士電機製に交換された。
メニューは天ぷらうどんのみで250円。硬貨も100円しか使えないようだ。
割り箸と七味はバッチリ補充されている。
中身は寒川の川鉄機と同じだが、この日は汁が少しぬるかった。
(その後適温に調整されたそう)
絵に描いたような昭和。巨大な工場群の姿はとても迫力がある。
身体全体を包まれる独特の感覚を味わえる。
大久保自販店を訪れオーナーさんにお会いした。
庭には以前使用していた川鉄機が!!
富士電機の調子が悪くなったときのために待機させているそうだ。
一般人は入れないが工場内の休憩所などに川鉄機4台!が設置され大久保自販店が管理している。
屋内設置のため状態も素晴らしい!
オレンジのビニールテントやダストボックスが異次元の懐かしさだ。
工場内は時間が止まっているかのようだ。
工場内は一律200円と外より50円安い。
見事に川鉄機が残っている!夢のような工場だ。
日本国内に現存する川鉄機は合計10台前後ということになろうか。
この自販機のために工場作業員の短期バイトするか・・・
川鉄機はそもそも川鉄の大工場で生まれた自販機だから、
この環境には実に良く似合うんだな。
2021年4月30日に三島漁協前に移転したため、これが最後の訪問となった。
かなり風格のある富士電機めん類自販機。
250円と相変わらず安い。