味わいの昭和レトロ自販機コーナー「懐かし自販機」へようこそ。
ハンバーガー自販機、うどん・そば・ラーメン自販機、トーストサンド自販機など、昭和40~50年代に開発された食品自動調理販売機。
最盛期には日本全国で数千台が稼働していましたが、主な設置場所であった街道沿いのオートスナックなども、現代ではほとんど絶滅し全国をくまなく探しても百台前後と、とてもレアな存在となりました。今も現役で稼働している懐かし自販機や昭和レトロ自販機コーナーは、空気感や思い出を当時のまま宿し、渋い味わいと趣があります。目の前にした瞬間にあのころへタイムスリップさせてくれる強烈な存在感、機械の裏側にいる人たちの愛情、各地を巡る旅情。
懐かし自販機巡りの旅はとても味わい深く、また癒されます。長年自販機を大事に使い続けてきた人たちや、忘れかけていた日本の魅力に出会う旅です。サイトをご覧になった皆さんも是非、懐かし自販機マップを参考に懐かし自販機巡りをしてみてください。
(写真や動画の撮影をする場合はお店の方に一声かけてからお願いします。)
当サイトは旅人USK(音楽家・写真家)が「懐かし自販機」を探して現存した自販機コーナーの全てを実際に巡り日本全国を旅した記録です。
各地で今も活躍し、旅情や郷愁を感じさせる「懐かし自販機コーナー」の味わい深い情景をプロの写真で紹介しています。
当サイトでは全国の皆さんからの懐かし自販機の情報を募集しております。掲示板までお寄せください。
ビジネス関係のお問い合わせは retrovender@gmail.com へお願いいたします。
懐かし自販機の聖地一覧
東日本
雲沢ドライブイン、ポピーとよさか、
公楽園、丸美屋、あらいや、鉄剣タロー、中古タイヤ市場 相模原店
☆ 「文春オンライン」に記事を書きました!!
☆ 好評発売中!「侘寂温泉【東日本編】」 「侘寂温泉【西日本編】」 全国懐かし自販機巡りのお供に!
☆ 好評発売中!「昭和懐かし自販機巡礼」
☆ 好評発売中!「日本懐かし自販機大全」
☆ 好評発売中!「懐かし自販機動画 オリジナル音源」 サンプル無料ダウンロードできます! Vol.1 、Vol.2!
☆ 「音写旅人USK@懐かしレトロ自販機」 Twitter更新中!
☆ ニッポン放送 「上柳昌彦 あさぼらけ」番組内で当サイト管理人が紹介されました!!
全国懐かし自販機コーナー詳細
東日本
☆北海道 ☆青森 ☆秋田 ☆岩手 ☆宮城 山形 福島 ☆新潟 ☆群馬 ☆埼玉 茨城 千葉 東京 神奈川 山梨 栃木
西日本
☆長野 富山 石川 福井 岐阜 愛知 ☆滋賀 兵庫 和歌山 京都 ☆鳥取 岡山 広島 ☆島根 山口 ☆徳島 高知 愛媛 鹿児島
当サイトマスターUSKが選んだ懐かし自販機コーナー味わいランキング!(すでに閉店・撤去済みの店舗も含みます。)
東日本
1位 富田町自動販売機コーナー、ホテル公楽園、雲沢観光ドライブイン
2位 丸美屋自販機コーナー、佐原商店、男鹿水産、ポピーとよさか
3位 ベンダーショップ275、ドライブインアメヤ、オートレストランジャンボ
4位 あらいやオートコーナー、鉄剣タロー、コスモス、オレンジハット 藪塚店
西日本
1位 観音茶屋、コインスナック御所24、ドライブインダルマ、長沢ガーデン、コインレストランコウラン
2位 自販機コーナーオアシス、欽明館、ドライブイン日本海、コインスナックふじ
3位 コインレストランかわもと、阿久根商店、後藤商店、大久保自販機店、PLAZA
4位 おかもと、大谷屋、道の駅シルクウェイにちはら、ベンダーショップもみぢの里
24時間営業のコンビニが当たり前の現代、昔は国道・県道などの街道沿いによくあったオートスナック、コインスナックなどと
呼ばれた自販機コーナーの店と、そこに設置されていたグーテンバーガー、トーストサンド、うどん・そば等の食品系旧式自販機を
見かけることは、残念ながらほとんど無くなってしまった。
1980年代から日本各地を自転車・オートバイ、 ヒッチハイクなどで放浪していた私が、初めてグーテンバーガーを食べたのは
当時、北海道行きフェリーが発着していた旧東京フェリー埠頭の自販機だった。
硬貨を入れてボタンを押すと、加熱中の赤いランプが、ポッ・・ポッ・・と点滅を始め、高まる期待とともに待つこと一分・・・。
コトッと出てきたグーテンバーガーはアツアツで何とも旨かった。
出発のはやる気持ちと、その熱さがやけにシンクロして未知なる旅の高揚感は最高潮に達した。
高三の夏、東京~会津を自転車で旅したときだった。北関東の田舎道を走行中、昼時で空腹だが山奥で何もないという状況で
偶然にも自販機コーナーを見つけ食べたグーテンバーガーの味が今も忘れられない。
ひと気の無い薄暗いコインスナックで、熱せられた紙箱の匂いまでをも思い出せるほど心に焼き付いている。
晩秋の北風冷たい曇天の下のバイク旅、東北の寂れた国道沿いのオートスナックに逃げ込んだ。
かじかんだ体を温めてくれた自販機のうどん。小さなパック入りの七味を2,3入れ、
備え付けの普通のより少し短い割り箸ですするとほっと生き返った。
国道を行き交うトラックの流れと、闇に染まり始めた夕餉のひとときに郷愁を感じながら、洗練とは対極の居心地の好さを味わっていた。
世の中が24時間営業では無かった昔の日本には、本当の夜があった。
午前2時から4時ころまでは深夜という名にふさわしい静寂と畏れがあった。
世間の大半が眠る中、埠頭や国道で働く人や旅人たちを温めていたのが自販機だった。
当時から生き残る旧い自販機たちは夜の重みを憶えているに違いない。
旅の味わいを、深い想い出にしてくれるどこか懐かしく、そして温かいぬくもり。
無人のコインスナックには不思議な居心地の良さと、何とも言えぬ詩情があるのだ。
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Last Updated 2024.11.19
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